保険といえば(語源やおもしろ保険について)
保険といえば皆さんは何を思い浮かべますか?
私は給料から天引きされる莫大な社会保険料、病気や怪我をした時に受けられる健康保険の給付、あとは保険金殺人事件なんかが思い浮かびます。
ということで、そんな保険の豆知識をまとめました。
【語源は?】
→中国の歴史書(7世紀頃)に「要害の地にたてこもる、険要の地を保つこと」のような記述があったそうで、「保険=険しい地を守る=苦境でも自分たちを守る仕組み」の意味合いが込められているのでしょうか。
【いつからあるの?】
→なんと古代オリエント(BC3500〜)の交易にまで遡ると言われています。あのハムラビ法典でも「冒険貸借」等の保険の記述がみられるそうです。
【日本で保険を広めたのは?】
→福沢諭吉が1867年に出した書物の中で紹介し、西洋の仕組みとして生命保険や火災保険について紹介しています。英語のinsuranceを香港や上海で「保険」と訳語にし、それを福沢諭吉が日本にも導入したとのことです。
直感的に「保険」がわかりにくいのは、語源もそうですが英語の中国語訳ということも関係してそうだと思いました。
【そもそも保険て何?】
→相互扶助の観念から、統計的手法を使いリスクに備え加入者から保険料を集める技術。福沢諭吉先生曰く「一人の災難を大勢が分かち、わずかの金を捨てて大難を逃れる制度」とのことです。
【おもしろ保険?】
→世界には生命保険や損害保険だけではなく、こんな保険も存在しているそうで。。。
○宇宙人誘拐保険
こちらは誘拐されたら1000万ドル(約10億円)の補償があるんだとか…
○胸毛保険
胸毛が抜けたら保険が支払われるらしい。よっぽど大事なんですね。。どちらかというとない方が。。
○ドローン保険
ドローンを操縦する人向けに操縦によるトラブルやプライバシー侵害による損害にも対応してます。ちなみに保険会社は日本。
○純潔保険
外国に娘が留学に行く際に純潔(処女でなくなること)が守られるように、父親が保険をかけたそうです。純潔でなくなって帰ってきたら父親にお金が入る仕組みだったようです。最近あんまり聞きませんね、純潔という言葉を。。
○映画の観客が笑い死にする場合の保険
笑いすぎて死ぬなんて人いるの?って思いましたが、映画ではないですが本当に笑いすぎて亡くなった方もいるみたいなので、あながち滅茶苦茶な保険でもなさそうです。
○痴漢冤罪ヘルプコール付き弁護士費用保険
最近話題になってますが、痴漢の疑いをかけられた時に弁護士に電話できたり、何かあった時の弁護士費用が補償される内容です。それほどまでに痴漢冤罪への恐怖があるのか。。
etc...
というわけで、なんか堅苦しい感じがする保険ですが、生活にしっかりと根付いているものなのでたまには思い出してあげるのも良いのではないでしょうか。